占いのバイブル　

仙台の占い師　静音が占い（占術）の特徴と、賢く使う方法を提案するコラムです。

第四話　「どの道を選べば良いのか？」　選択　編

人生で重要な選択を自分でしなければならない時・・
それは高校や大学の受験先や、職業、就職先、結婚相手などかもしれません。
これらの時期の吉凶は、四柱推命という占術においては、すでにおおよそ決まっている
と考えられるのですが、いざ、目の前で別れている二つの道のどちらかを選択しなければ
ならない場合、その道の行く末を知る事ができるのは「卜占（ぼくせん）」という占術です。

たとえば、Ａさんという男性と、Ｂさんという男性の二人からプロポーズされたときに、
女性というものはなかなか「決断」をする事ができないものです。
これから先の結婚生活がどのようなものになるか分からない不安や、男性との付き合いが
短かった場合に、相手の本質や本来の姿が見抜けていない等、不安があるからなのです。

そこで、自分の行く末をリーディングできる、タロットや易、ルーンを利用する事になります。

・Ａさんと結婚した場合、自分は幸せになれるのか？
・Ｂさんと結婚した場合、自分は幸せになれるのか？

この二者択一を卜占で占うと、それぞれ自分はどうなっていくのか・・結果がわかるのです。

「Ａさんと結婚した場合、隠れた女性問題が発覚し、あなたには災難になります。」
「Ｂさんと結婚した場合、当初お金に苦労するが、３年後に安泰な家庭となります。」

このような結果になった際、殆どの女性はＢさんという男性を選ぶことになるかと思います。

さて、以上でも充分なリーディングなのですが、本筮易ではさらに詳細な事柄を見ることが
できるので、多くのクライアントの皆様が驚かれます。
相手の男性がどんな気持ちで結婚を申し込んでいるのか、その真意や背景、隠れた問題、
結婚後のお互いの支配関係、相性など・・。その示される情報量がとても多いので、
鑑定を受けたお客様は、それがたとえ良くない結果でも、納得してお帰りになるのです。

このような現実的な結果を見て、自分で進む道を選択できるのが卜占、本筮易です。
中国で開発された占術なので、自分の利害がどうなるのかがはっきりと提示されます。
ところが、中にはその結果があまりにも自分の予想外であった為に、冷静に受け止める事
ができずに、結果とは反対の方向へ感情のままに進んでしまう方もおられます。
自分が思う通り、感情のままに進みたいと思われるのであれば、占う必要はありません。
また、結果を気にしてポジティブに生活できない人も、占いはされない方が良いでしょう。
易のメッセージを真摯に受け止め、自分の進路に生かす事が正しい使い方だと思います。

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第三話　「収入を増やしたい！」　金運　仕事運　編

労働法の規制緩和により、派遣社員として働く人が急増したからでしょうか・・
過酷な労働条件にも関わらず、低賃金である為に収入が少なく苦しんでいる方の
ご相談がとても多いです。実はそのような方々の命式に共通して言えることがあります。
それは車でたとえるなら、給油タンクが小さかったり、人生の旅の途中でうまい具合に
ガソリンスタンドが無かったため、ガス欠を起こしている状態と同じです。

皆さんは旅に出る時に必ず準備をされますよね。
１．まず、予算を決める。（ガソリンや交通費、宿泊料金など）
２．地図で目的地を決める。
３．目的地への道順を決める。(給油、休憩、食事、宿泊）
４．旅行中の季節や天気予報を確認する。
５．トラブル等を予想して持ち物を用意する。
６．マナーを守って注意しながらドライブ、旅に出る。

同じようにお金を稼ぐために就職する際にも準備と計画が必要です。
１．自分の生まれた環境を知る。
２．自分に合った適職を探す。
３．学校などの進路を決める。
４．自分の命運の吉凶を確認する。
５．様々な情報を得る。周辺環境や人脈を整える。
６．就職までひたすら勉強、努力する。

今もし、収入に不満があるとしたら・・もう一度上記事項のチェックをしてみて下さい。
年収３００万のご家庭に生まれた場合には有名私立大学には入学できない事が多いです。
これは宿命であり、この時点で就職したいと思ってもできない職業がわかります。
旅にしてみれば飛行機でヨーロッパに行くことはできず、軽自動車で、ガソリンの給油が
許せる範囲での移動になってしまうのでしょう。しかし、ここでめげてはいけません。
自分の能力を的確に把握し、その能力を存分に発揮できる職業に就職できたとしたら、
社会からの信用を得て、人並みの収入を得ることができるのです。

ところがここで問題が発生します。
旅行中に天気予報やトラブルを予想せず、ガス欠や立往生してしまう事があるように
人生の吉凶予報を見ていなかった為に、準備不足で自分にそぐわない職業に就いてしまい
不満が多くなって、転職を繰り返してしまう人がとても多いのです。

給油タンクの小さな軽自動車で、ガソリンスタンドの少ない過酷な環境を長距離走行する事
は難しいものです。同じように、自分の命式が軽自動車タイプであった場合には、
日本経済などの荒波に振り回されることの少ない「公務員」をなんとしても狙うべきです。
たとえ自分の命運が極端に低下しても、それが収入に響くことはないからです。

「もう、公務員はムリだし、これから転職をする場合はどうしたらいいの？」
・・・という人は、年間天気予報や月間天気予報に耳をかたむけてみて下さい。
そうです、やはり自分の命式を見るしかないのです。
梅雨の季節でも必ず「晴れ間」があるように、命運、金運が低下している時にも
ちょっとした幸運期は年に数回、必ずあるのです！
その時期に少しでも良い条件の会社を見つけましょう。そうして収入を増やすのです。
お金が欲しい時にラクをしていたり、宝くじを考えるようでは開運できないものです。
ときには、次にくる幸運期まで何ヶ月も待つ場合もあります。
そんな時には地道に資格を取ったり、スキルアップに励みましょう。

さて、この幸運期をさらに大きなものにするにはどうしたら良いでしょう？
ここで奇門遁甲や風水という占術が大きく力を発揮するのです。
困難を打開するための入口が狭かった場合に、少しでも大きくしてくれる占術です。
転職や受験、面接の際にはぜひ上手に活用されて下さい。

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第二話　「自分の力で運気を上げる方法」　全体運　編

「どうしたら○○運を上げることができますか？」
鑑定のご相談でよく質問される事です。私はいつもこうお答えしています。

────自分の命式で足りない部分を努力して補いましょう！

でも、お伝えしても皆さんピンと来ない人が多いようです。
ラッキーグッズだったり、水晶やピンクトルマリンなどのブレスレットをすれば
すぐに運気が上がるのではないか、と思っている方が多いのはとても残念です。
もちろん、こういった物が運気を数パーセントでも上げることはありますが、
それはほんの僅かであって、素敵な恋人を連れてくるまでには足りません。

では反対にこちらから質問させて下さい。
「どうして運気の吉凶の波があると思いますか？」

それは運気が低下している時に、自分が失敗したり、うまくいかない事を経験して
自分の欠点を自ら気付かせるために用意されているのです。
「自分の努力で欠点を補えるように成長することが人生の目的です。」
と、私は前回のコラムで申し上げました。
その欠点を自らが気付き、自らの努力で補えるよう、鍛えられているのが人生です。
ですから自分の欠点に目を背けていては、運は上がらないのです。

さて、その欠点がズバリ書かれているのが、人生の脚本である四柱推命の命式です。
命式では五行である木火土金水のうち、何が不足しているのか判断する事ができます。
最近では第一線で活躍されている占術家の方の努力で、ずいぶん一般的になりました。
「あなたの命式には金が足りないからシルバーのブレスレットをしましょう。」
などの開運法をご存知の方も多いと思います。
私もこの方法で相談者の方の携帯電話の機種などを選定し、本筮易でチェックすると
きちんと「金運が上がる」とリーディングできるのですから、効果があるのは本当です。
しかし、運気が極端に低下している場合には効果が出ないことも知っています。

実はこの足りない五行をラッキーグッズばかりでなく、人間の能力にあてはめるのが
正当な開運方法なのです。五行で金が不足しているのであれば、その人の能力の何が
不足しているのか？を判断し、相談者に対して、その能力の不足を努力で補えるように
開運アドバイスすることを、天は私達占い師に求めているのではないでしょうか。

この「自分に足りない五行」がもし金であったとしても、それぞれの人によって
どんな能力を表すのかは異なってきます。それは鑑定しないとわかりません。
ある人にとっては「無駄のない規則的な行動ができる能力」であったり、
「敏感に察知し、すばやくチャンスを掴む能力」であったりします。
そしてほとんどの場合、それはその人の欠点であることが多いのです。

しかし、このように命式から見た欠点を指摘されると人は嫌がります。
ほとんどの人は、そのまま見ないように蓋をしてしまいます。
そんな私達にもう一度自分を見つめ直してもらえるように、
事業の失敗、お金の苦労、人間関係の問題、恋人との別れ、病気・・
などという運勢の吉凶の波が用意されているのです。
この波をうまく乗りこなす為に、自分の欠点を補い人間力を上げる必要があるのです。

私は、真剣に改善を求めていらっしゃるご相談者の方には、心苦しいことではありますが
これらをご説明させていただき、欠点を補うには日常どのような事をしていけば良いのか
開運のカウンセリングをさせていただいております。
どうか四柱推命を上手に利用して、人生の荒波を乗りこなしていただきたいと思います。

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第一話　「恋人ができない理由」　恋愛運　編

どうして冴えないあのコには彼氏ができて、私にはできないのだろう・・・。
そう思った事はありませんか？

誰にでもその人特有の好みがあるのも事実ですが、もっと決定的な理由があるのを皆さんはご存知でしょうか。　実は一般的な人の※命式（めいしき）には恋人や配偶者を示す星（現実には存在しない占術上のもの）がちゃんとあるのですが、 人によってはこの星を命式に持っていなかったり、持っていても弱かったり、縛られて動けなかったり、眠っていたりすることがあるのです。　そう、残念ですが人は不平等に生まれてきているのです。

でも安心して下さい。星を持っていない人は、巡ってくる年月に”しし座流星群”のように
現れる「恋人や配偶者の星」をゲットすれば良いですし、星を持っていても”もやし”のように
ヒョロヒョロしちゃっている人は、その”もやし"が太陽と水と僅かな栄養ですくすくと育つ時をゆっくりと待てば良いですし、その星が他の星に縛られて、恋人や配偶者の役目を果たせない時には、 縛られた糸を断ち切って救い出してくれる”ヒーローの星”を待つのです。
そして、眠っちゃっている星には、その星がびっくりして起き上がるように、なんと、大地震が
起きるようになっているんです・・！

このように、私達が生まれた瞬間にはそれぞれの「性質や個性」と「おおまかな出来事」や
「関わらなければならない人物の数名」などが明記された人生の脚本を手渡されます。
そして巡ってくる年月の吉凶によりスパイスを加えられて彩りを豊かにしていくのです。

でも書かれたままの脚本どおり、人生のドラマを見ていなくても良いのではないですか？
粗悪な男性と一緒になる予定だったり、恋人が現れる時期が４０歳以降だったり、
自分のスタイルがイマイチだったり、上司からセクハラを受けたり・・と神様はドキドキする
ような演出を書いて渡されますが、可能な範囲で私達が変更することもできるからです。

たとえば、自分が幸せな結婚をして落ちつける時期が４０歳以降だったとしましょう。
そうなると、１０代から３０代までの間は、全く恋人ができなかったり、付き合えたとしても
たった数年の短い期間で恋愛が終わってしまう可能性が高いわけです。
自分の命式に書かれてある脚本を知らなければ、「何故、私はツイていないんだろう？」と
深く悩みます。でも、そのような脚本を前もって知っていれば、恋人ができにくい期間には
恋愛運を刺激する奇門遁甲を行い、せめて短期間でも恋愛を楽しめるようにすればいい
ですし、恋愛の期間をもっと伸ばしたい時には持続する際に必要な、その人に足りない
五行（木火土金水）を補うような風水をしたり、努力して自分の持つ弱い五行の力を伸ばし
恋愛運を高めてあげれば良いのです。

実はこの努力こそ、神様が私達に求めていることなのです。

この世界を動かしている自然界、「陰陽五行」の営みは不変であり、止まる事を知りません。
その厳しい世界に私達は産み落とされ、自分の根本である心、魂に不足している未熟な
部分の発見を促し、自分の努力で欠点を補えるように成長することが人生の目的です。
恋愛はその為の練習の場でもあります。
この事を知っていれば、トラブルを最小限にして上手に楽しく人生のドラマを味わうことが
できますし、そのサポート役となれるのが占い師、鑑定士なのです。
このように女性には占いを賢く使って欲しいと思います。

自分の人生の脚本をもう一度読み返してみましょう。
そして自分の未熟な部分に目をそらさずに向き合っていきましょう。
そのような努力ができる人に、幸運の星はやって来るのです。

※命式・・・その人の生まれた年月日時を干支の八つの文字で表したもの。八字ともいう。

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